Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

この内容に写真が無いのは説得力も無いけれど

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All Photo by inos

約束の時間には30分程の余裕があったので、カフェでコーヒーを飲もうか、書店で気の利いた本でも探そうかと迷った挙句、きっかけは通り道に比較的大型の店舗があるという理由で写真関連の本が列ぶ棚の前で足を止めました。

「デジタル一眼レフの全て」とか「新型EOS 徹底予測」とか「ミラーレス機使いこなしテクニック」とかいう本に挟まれるようにして、黄色く薄汚れた背表紙の「始めての露出補正」という本の存在が気になりました。

マニュアルのカメラであれば露出補正は体でシフトするというか、そもそも露出計を使わずに自らの目で判断しますからシャッター速度と絞り値は人の感覚でダイレクトに決定しますが、自動化が進みカメラが露出を決定するようになってからは、機械が計測した平均的な算出値を人が意図的にシフトする機能として露出補正が登場したわけですね。しかしその露出補正に関する本が売れていないのは気がかりです。

・今時のカメラは人の気持ちをも汲み取って人間的な演出が出来るようになったから露出補正などいらなくなった。

・高級なカメラは買ったけれど、あまり難しいのはちょっと。

・人が手を出すなんてもってのほか。カメラが決定した値こそ芸術だ。

私にはこれくらいの理由しか浮かびませんが実際のところはどうなんでしょう。フルマニュアルのカメラを押し付けるつもりはありませんが、露出補正を使えば自分の気持ちに少しだけ近いものが写せるかもしれませんよ。

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