リソルの森でキャンプをすることの最大のメリットはこのMEDICAL TRANING CENTER（MTC）なる施設で大浴場を利用出来る事。

キャンプをするとなると1番に考えなくてはならないのは場内にトイレと炊事場があるか。そしてそれらが清潔かどうか。そこさえクリアーできればひとまずライフラインは確保できたと考えて良いと思います。ただし夏のキャンプともなればそこに温泉施設など入浴の実現が快適性を左右します。今回は涼しめな初春のキャンプですから汗はかかないまでも焚き火の煙を大量に浴びましたからね、出来る事ならさっとシャワーを浴びて気持ちよく寝たかったわけで。

ここMTCは関東屈指のスポーツレジャー施設という位置付けで有名なようですが、キャンプサイトから一歩建物内に足を踏み入れれば場違いなほど綺麗な館内に驚きます。「え、土足のままで良いんですか？」と周りを見渡してしまうくらい。

キャンプ場の隣にこの施設ってなかなか他に例がないと思うんですよね。さすがに焚き火用の薪とかバーベキュー用の炭はここではなくキャンプ場内の管理棟で購入しますが、お風呂はこちらの施設が無料で利用出来るので非常に助かりました。入浴用タオルとバスタオルのレンタルも無料。（と言っても全てキャンプ料金に含まれているというだけですが）

何でしょうこの清潔感漂うロビーは。ホテル並みにお手入れが行き届いていて原始的なキャンプとのギャップが凄いです。勿論キャンプ場利用者はトイレに関してもこちらの館内のものが使えますから24時間空調コントロールされたこの施設に入ることができます。

今回のキャンプの計画には千葉県でこのキャンプ場の他にも候補があったのですが、最終的にここを選んだ理由は違和感さえ感じるこの環境が楽しみだった事と、以前より予約の取りづらいキャンプ場だったにもかかわらず今回たまたまキャンセルが出た．．．そんな巡り合わせがありました。

この施設に入れば自然と目に飛び込んでくる沢山のスポーツ選手のサイン色紙。正直今回ここを訪れてみて初めて知ったのですがリソルの森は超有名スポーツ選手が合宿で利用する施設なのですね。どれくらい有名な人が来ているかって「カールルイス」「ジョイナー」「北島康介」「石川遼」「高橋尚子」「宮里藍」「萩原健司」「三浦知良」「有森裕子」「内藤大輔」その他世界のオリンピック代表選手など、ものすごい数です。

写真には撮り忘れましたが、大浴場へ続くレンガ造りの壁などありとあらゆるところが有名人のサインだらけ。数百、いや数千人規模の有名人がここを利用していることを認識した瞬間でした。そりゃぁ施設としても綺麗で規模も大きいわけですね。

勿論大浴場も驚くほど綺麗。潔癖症な私は公共浴場に行くとだいたいつま先立ちで歩いたりするのですが、ここのお風呂はとても清潔だったため安心して入ることが出来ました。有名選手ばかりが利用する施設の目の前にテントを張ってキャンプなんてちょっと場違いな感じさえしましたね。