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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

埼玉で最高の桜を見た(1)

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All Photo by inos

新年度が始まって最初の週末ともなれば、関東では各地で満開の桜が期待出来るとあって名所と呼ばれる場所は多くの人で賑わうというのがこれまでの春。しかしここ2年ほどはコロナの影響で何かと自粛の方向で満足にお花見も出来なかったというのが現実。

今年は違います。コロナの流行が過ぎ去ったわけではないけれど東京では1日の感染者が1万人以下なら少ないほう...という慣れからくる安心感で世間はコロナ流行前の動きを取り戻しつつあります。そんなわけで我が家も今日は埼玉県幸手市にある桜の名所 ”幸手権現堂桜堤” まで足を伸ばしてみました。

幸手権現堂桜堤は埼玉県で最大規模にして人気No1の桜の名所として知られているようで私も今回訪れるのが初めて。さすがに桜祭りや夜のライトアップなどは中止されていたようですが桜だけは季節が来れば例外なく咲いてくれますから今年も楽しめるというわけです。

入場料などは必要なく誰でも気軽に訪れることが出来る点がGood。午前11時前には到着しましたがすでに沢山の人で賑わっていました。

人気No1の名所と呼ばれるだけあり目に飛び込んでくる桜のボリュームは物凄いものがあります。数にして1,000本以上と言われており、川沿いで約1kmに渡る堤は圧巻の一言。桜のトンネルの下を歩けど歩けどずっとこの薄ピンクが続くのですから。

訪れた人は皆思い思いに眺めたり写真を撮ったりお弁当を食べたりしていますが、敷地面積があまりにも広いのでそれほど密になることもなく、都会にありがちな行列ストレスを感じることもありません。

歩きやすい歩道があったり橋があったり、あらゆる角度から桜を眺められますから満足度はかなり高いと思います。私も久しぶりにこれほどの規模の桜を見ました。

ソメイヨシノはヒガンザクラや枝垂れ桜よりも淡く繊細なイメージで桜の代表格。先日見た梅の花も綺麗でしたがやはりソメイヨシノが咲き始めれば一気に話題を掻っ攫っていくだけの貫禄があります。去年より数日早いとか遅いとか日本人がこれほど注目する花って他にはなかなかありませんね。

東京ではそろそろ散り始めの桜もここではちょうど今が満開。昨日の弱い雨と強風でもしかすると散ってしまっているのではないかと心配しましたが、ご覧の通り最高の見頃を迎えていて沿道はるばる足を運んだ甲斐があったというものです。

お花見って大人になると落ち着いた目線でそこに色んな思いを重ねたりして楽しめるものですが、子供にとってはもう少しワクワクするような出来事を期待してしまうものでしょう。そういった理由からかここにはどういうわけかヤクシマヤギと呼ばれるヤギが何頭かいて人気を集めていました。ポカポカ陽気も相まってとてもほのぼのした光景。

観光地ならではとも言えそうなのが小さな子供を肩車するお父さんの姿。こちらもまた良き光景。

幸手権現堂桜で最大の特徴であり人気の理由はこの黄色とピンクのコンビネーション。なんとここは大規模な菜の花畑が隣接しておりこの時期になると菜の花と桜が同時に満開になる事で最高に鮮やかな春の景色を見ることが出来るのです。

この2色のコントラストはかなり広範囲にわたって続き、誰がどこから見てもスバラシイの一言に尽きると思います。

今日自宅への帰路で気づいたのですが、埼玉県って川沿いの土手のあちこちに菜の花が植えられていて、ここ幸手権現堂桜に限らずあらゆる所が黄色く綺麗に染まっているのが特徴なんですね。この時期にしか咲かないものですからこれまで気づかなかったのでしょう。荒川の河川敷などもとても綺麗な場所がありました。”彩の国、埼玉” なるほどよく言ったものですね。

場内には自転車を押す人の姿も時々見かけました。サイクリングのついでにお花見なんてなかなか良いと思います!

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