Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ジムニーのタイヤを新品に交換する

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All Photo by inos

ゴールデンウィーク初日は愛車ジムニーのタイヤ交換から。

7月に初車検を迎えるジムニーですが、助手席側のタイヤはだいぶ片減りしておりスリップサインが見えている状態、納車後3年でもうツルツルなのです。それでは点検をパスできないですからつまるところ車検が通らないという事になります。となればそれまでにタイヤを新調する必要があるわけですが、このご時世タイヤが欲しくても在庫がなくなかなか入手できない状況、手に入る時に交換するのが吉。

ネット注文から約1週間で入荷連絡があり本日の装着となったのはTOYOの ”Open Country AT Plus” 175/80/R16。購入と装着は時価で最安だった横浜の店舗。

ジムニーオーナーに圧倒的人気なのは同じOpen Countryでも ”RT”。名前は似ていますがブロックパターンはだいぶ違います。

ATはオールテレーンの略でその名の通り舗装路から悪路までオールマイティにこなす万能タイヤ、RTはラギッドテレーンでもう一段悪路向き。ちなみにバリバリ悪路走行に設計されたMT(マッドテレーン)や舗装路専用のHT(ハイウェイテレーン)も存在し、ジムニー標準はHT。つまり今度のタイヤはノーマルのHTよりややオフロード寄り!ってポジション。

ATを選択した理由は、私の走行フィールドの9割は舗装路で時々河川敷や林道などですからRTやMTはやや不釣り合い。しかもRTはタイヤそのものが重く直径も3cmほど大きくなるため燃費悪化だけでなく走り出しがもっさりしたり乗り心地が悪くなるというデメリット報告あり。お値段もお高いですしね。見た目はゴツくて最高にカッコ良いのですがそれ以外は悪路走行をしない限りノーマルタイヤに劣る点が多いのです。私の用途を考えれば街乗り時々林道に適したATがベストマッチだろうとの判断から今回のチョイス。RTが納期半年と言われる一方でこちらのATは1週間で入荷ですからその点もGood。

ジムニーのタイヤは幅は狭いですが直径が大きいのでタイヤ交換にはそれなりに体力を使います。自分一人でチャレンジするとなると冬のスタッドレスタイヤに交換するのも躊躇するくらいですがプロは流石に手際がよくどんどん組み替えていきます。

ジムニーのリフトアップは車丸ごとではなくこんなふうにデフで持ち上げる事が多いですね。

アルミホイールはジムニーXCグレード標準品が軽量でデザインもお気に入りなので今回はタイヤのみ新品に組み替えです。ゴムバルブはまだ使えそうでしたが数百円の物なのでこの機会に新調。

新品タイヤをホイールに組み空気を入れていくとパーンってすごい音がするんですよね。爆発したのかと思うくらい。いつもこの瞬間だけは怖くてちょっと距離をとります。

組み替えたタイヤはその流れでバランサーに掛けてバランス取りをします。外側が40グラムで内側が10グラムならSUVタイヤとしては優秀な値かと思います。普通の乗用車並みのバランスですね。この後バランスウエイトを貼り付けて微調整を行います。

タイヤ屋さんによってはタイヤの組み替えとバランサーは別々の人が担当したりする事がありますがこちらのショップでは全ての作業を一人で行なっていました。

ちなみに、新品タイヤで見たことのあるこの黄色いペイントにはどんな意味があるか知っていますか? このマークはそのタイヤの一番軽い部分を示しているそうで、この印とゴムバルブの位置を合わせて組み上げることで重量バランスが一番取れるんだとか。

という情報は以前より知っていましたから、私としては組み上がった物を見てこの位置がズレていたら気持ち的に嫌なので、逆にこちらから質問するように「この印とバルブ位置を合わせて組むらしいですね?」と問いかけます。そうすると組む人も意識的にちゃんと組んでくれますからね。今回もバッチリ綺麗に組んでくれました。

生憎の雨での作業でしたからタイヤはびしょびしょで作業も手が滑ってやりにくかったでしょうが終始丁寧に取り付けて頂きました。背中に背負っているスペアタイヤまでは交換しませんでしたが今回チョイスしたタイヤはノーマルと同サイズなのでこれまで一度も使用したことのないスペアタイヤまでは交換しなくて良いだろうとの判断。

ジムニーには大きなタイヤがよく似合う!というのは承知していますが、私の車はリフトアップもしていませんし標準タイヤサイズに不満もありません。何よりノーマルのふわふわした乗り心地が意外と嫌いじゃないので今回はあえてノーマルぽさを消さない程度に悪路も走れるタイヤを選びました。

見た目はノーマルタイヤのHTよりややゴツゴツした感じなのでややオフロードっぽさが増しますがRTほどのゴツさはありませんから優しいオフロードってな感じ。まあルックスに関しては完全に好みの分かれる所としても、乗り心地と走行音と燃費を重視すればこのタイヤチョイスはなかなか良いと思いますね。不思議とJB64とこのタイヤを組み合わせている人は少ないようで、JB23やプラドオーナーにはそこそこ人気があるようです。

今日のところは雨走行なので音や乗り心地に関する詳細なコメントは出来ませんが、逆に雨走行にて感じたのは水たまりを走り抜けた際のタイヤハウスから聞こえるザーっという水の巻き上げノイズはノーマルより小さいような気がします。もし音量的に同じくらいだとすればノーマルより僅かに低域寄りの音と言いますか、ノーマルが「シャーッ」という音ならこちらのタイヤは「ザー」という感じ。耳につきにくい周波数のためか小さい気がするのです。

乾燥時の見た目や走行インプレッションに関してはまた追々してみますかね。

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