Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

春は高尾山を堪能する

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All Photo by inos

ゴールデンウィークも2日目だし、幸い今日は天候にも恵まれているし、さあどこへ行こう?と行き先を考えたのは遅く目覚めた今朝のこと。ショッピングモールにでも行くならいつも通りの週末で雨だってOK、それなら少しは体を動かせる自然豊かな場所が良いだろうと決めた先は高尾山。確か去年か一昨年にも登っていますけどね、お昼からの行動でちょっとしたハイキングには最適な場所なのです。

甲州街道を走っていてトリックアート美術館のあたりから見えるこのお土産屋さん通りにはいつもちょっと心惹かれるんですよね。皆楽しそうだなって。

自宅から車で行く事は大前提としても問題は高尾山駅周辺に駐車できるかどうか。ゴールデンウィークですからね登山に最適なこの陽気では多くの人でごった返していて駐車場も順番待ちなんじゃないかと懸念しておりました。が、案外停められるものですね、駅から数百メートル歩きましたが全然許容範囲内でラッキーでした。

昨日の強い雨はどこへ行ったのか、これでもかというくらい良い天気! ただ、気温は思ったほど上がらず20℃に届かず半袖では少し肌寒いくらい。薄手の長袖が丁度良かったです。

高尾山といえば東京から行ける一番身近なプチ登山ですが、私のような軟弱者は麓から歩いて登る選択はまず選びませんね。ケーブルカーもしくはリフトという文明の力が揃っていますから今回はリフトを利用。これにて登山全体の3/4くらいは自動化され、残りの1/4を自らの足で歩けば頂上に辿り着けます。

まあ考える事は皆同じで、リフトを待つ長蛇の列はご覧の通り。これは帰路へ向かう下のリフトですがこんなふうに順番待ちをしなければ乗る事ができませんでした。それでも歩いて登ったり降ったりするよりはずっと楽なわけで。

ケーブルカーやリフトを降りて5分も歩かないうちにこのような誘惑が待ち構えています。高尾山といえば団子が有名ですね。みたらしとかではなく味噌ダレで頂く焼き団子。実は今回高尾山を目指した最大の理由はこれ。よし今日は団子を食べに行こう!って。登山より食べ物有きで動く我が家。

この団子、塩味の利いた味噌ダレのおいしさもさることながらそれにより引き立てられる団子の甘みが特徴。焼き立てが食べられるのもまたよろし。

団子を食べながら眺める事ができる眺望。子供の頃初めて高尾山に登った時この場所から東京を眺めたのを覚えています。私のような田舎者が視界いっぱいに広がる東京の街を眺めるというその行為は、憧れを遠くの景色に重ねて見たような気がしてちょっと特別な気分になった気がしたものでした。今となっては単なるがちゃがちゃした街という印象ですけどね。むしろ自然の方が貴重で有難かったり。

今日は頂上まで登らなくても良いかな? と思いつつ、一旦歩き出せば結局最後まで登り切ってしまうのが登山の面白いところ。距離にしたらリフトを降りてから頂上までは片道2kmくらいしかないと思うんですけどね。40代の私にはそれでも結構重労働でした。この程度の登山(というかハイキング)で疲れているようでは本格的な登山などもう出来ないのではないか?と心配になります。ペース配分さえ間違わなければある程度登れると思いますけどね、若者のペースでは絶対無理です。

本来であれば頂上から綺麗な富士山が見えるはずが今日は丁度そのあたりが曇っておりその姿は全く見る事ができませんでした。あまりにも綺麗に隠れてしまってそもそも富士山なんて無いんじゃないか?と思うくらい。でも今日は富士山目的じゃありませんので大した問題ではなく。ここでは沢山の登山者が達成感を味わっていました。

この時期のもみじは新緑を代表するような綺麗な黄緑色。しかしどういうわけかこの1本だけは季節を間違えたように真っ赤に紅葉。もみじにも季節によって発色の異なる品種があるのでしょうかね? 青い空に新緑の緑、そこに1本のもみじとはなかなか憎い演出じゃないですか。

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