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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

谷川岳に紅葉を見に行く(1)

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All Photo by inos

10月も後半に差し掛かり標高の高い山々は紅葉が見頃を迎えているとか...。そんな噂を耳にすれば行かないわけにはいきませんね。土曜日は早朝4時起床、群馬県は谷川岳まで行ってみることにしました。

山登りって昔から朝早く行ってお昼過ぎには下山するような早め早めの行動が鉄則とされていますが、今回はそうした理由の他に現地の混雑を避ける目的もあり我が家にしては頑張って早起きしたのでした。

谷川岳がこの時期混雑する最大の理由は日光に並ぶ紅葉の名所に他なりませんが、更にこちらのロープウェイ乗車定員の少なさも原因と思われます。標高746メートルから1,319メートルまでものの10分足らずで運んでくれるため多くの登山者が利用するわけですが、ゴンドラ1機につき乗車できる定員は20名ほどで、今はコロナ感染予防の理由で10名ほどまで制限されています。

このロープウェイのチケット購入に並ぶ長蛇の列ときたらチケット売り場から建物の屋上まで数百メートルくらい続いており、結局1時間以上も並ばなければ入手できないという難易度。最新のiPhoneを購入するよりずっと大変です。

そしていよいよゴンドラに乗り込んで一気に高度を上げていきます。谷川岳の良いところは本格的な登山をしなくてもこのゴンドラから眺める景色が既に絶景である点。紅葉真っ只中な大自然の中にロープ一本で突入していくような感覚です。

遠くの山々を見ても分かる通り、今現在この辺りの木々は山の麓付近は緑、中腹は赤や黄色、山頂は白っぽく、標高差による3色のグラデーションが楽しめます。

ロープウェイの終着駅が近づくにつれ色づいた木々はより近くなり秋の空気感を一層楽しむ事ができます。日本の紅葉は赤より黄色が多い感じですが、所々真っ赤に染まるのはおなじみのモミジや漆の木でしょうかね。

ロープウェイのゴンドラは約3分間隔で運行しているためこんなふうに途中で何度かすれ違うことになります。大自然の中に人工的なゴンドラの姿が実によく映えますね。

恐らくですが、谷川岳に登るにはこのロープウェイを使わなくても下から自力で歩いて登ることが可能だと思われます。まあ何時間かかるか分かりませんが1日は余計に必要でしょうし、体力的にも自信のある人しか挑戦しないでしょうね。

そんな強者が登るであろう徒歩ルートをロープウェイからも確認する事ができました。白いススキがジグザグに生えているように見えるのは登山道でしょうね。

ロープウェイを降りればそこは天神平と呼ばれる第一の目標地点。ここでは軽食が食べられますしトイレなどもありますから家族連れがハイキング気分で気軽に楽しむ事もできます。

ただし、谷川岳を目指す人の多くはここから本格登山に突入するか、我々のように少しでも楽をして登山気分を味わいたい人は、ここから始まるリフトに乗り換えて更に上を目指します。

リフトには群馬のゆるキャラ ”ぐんまちゃん” も乗っています。このリフトのおかげで天神平の標高1,319メートルから一気に1,500メートルまで上昇。歩いて登ることも出来ますが、文明の力が使えるなら使っておいた方が後々楽です。

なんたってこの後谷川岳へ向かう本格登山となりますからね、体力温存しておかないと!

リフトを降りた地点には展望台があり周囲360度を見渡す事ができます。本日1枚目に掲載した写真もここから撮影したもの。標高が高いのでよっぽど寒いと思いかなり厚着をして行きましたし、予備の服も何枚か背負って行きましたが、この時点では拍子抜けするくらい暖かく不要な服は1枚脱いでリュックに仕舞ったほど。

天気は薄曇りでしたが遠くの景色は結構見えてうっすら富士山も確認できました。群馬の山はほんとうに気持ちがよくて好きです。

さて、ここからは本格的な登山が始まりますがそれについては明日以降ご報告。

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