Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

世間から数日遅れですが

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All Photo by inos

一時はコストパフォーマンスに優れたレンズメーカーと思われていたSIGMA。それがデジタル時代になって少しづつカメラボディが認知され、今ではデジタル一眼レフにSDシリーズ、コンパクトデジタルカメラにDPシリーズを定着させ、いずれも驚くべき高画質が評価されてきました。その肝となるのがカメラ業界唯一の3層フルカラーイメージセンサーFoveon。このblogをご覧になっている方に直接お会いする事があるような場合、SIGMA DP1を取り出して撮影をすると「いつもの奇麗な写真はそれで撮っているんですか?」と不思議がられる事も少なくありません。確かにDP1はパッと見、頼りなさが漂う露骨なデザインで凄みに欠けるルックスですからそう思われるのも当然かも知れません。全てはFoveonとレンズの力なり。

Foveonについてはネット検索頂ければその技術がいかなるものか詳しく知ることが出来るでしょう。

さて、現時点でFoveonはAPS-Cサイズより一回り小さなイメージャーながらフルサイズ一眼レフを凌ぐ画像を叩き出すわけですが、いよいよ来月発売となるSIGMAのフラッグシップ一眼レフSD1はそのイメージャーのフルモデルチェンジが行われ、サイズをアップすると共に画素数も3倍近く上がって登場してきます。実際このカメラで撮られプリントされたものを拝見しましたが、その解像力ときたら凄まじいものがあります。勿論、現行のFoveonセンサーの欠点がどう改善されているのかも重要なポイントではありますが、少なくともSIGMAが70万円という価格設定をしてきたところを見ると相当の自信作なのでしょう。

とは言え、持ち歩かないカメラにはあまり興味が無い私。実際のところ気になるのは、この新型Foveonがどういう形でDPシリーズに搭載されてくるのか?恐らく1年半から2年後にはDPシリーズもすべてこのセンサーに乗り代わるのだと予想されます。いったい未来のDPシリーズはどんな画質を手に入れているでしょうか。私はそれまでの間、一旦はベイヤー配列の一般的なセンサーのお世話になりそうです。

 

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