Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2023.5(4)

By
All Photo by inos

既に北海道観光を終え帰京しておりますが、引き続き旅の思い出をお届けしてまいります。

今回の北海道観光は拠点を置く事なく日々移動してはその先で宿泊を繰り返しました。初日は釧路湿原を堪能した後、進路を北へ向け、阿寒湖まで約100kmのドライブ。実際は釧路湿原の2つの展望台を行き来したり細かなスポット巡りをしているため170km程を走行。

せっかく阿寒湖まで行くのならせめて明るいうちにその土地の雰囲気も味わっておきたいと考え、16時半くらいに到着。

この日はたまたま風が無かったからなのか静まり返った湖がとても印象的でした。阿寒湖といえば有名なのは ”まりも” ですよね。船の桟橋から必死に湖底を眺めてみましたが自然の中のソレはちょっと見当たらず。もっと水深の深いところに生息しているのでしょうかね。

遠くには雄阿寒岳と呼ばれるシルエットの綺麗な山が見えました。時間さえあれば登山もできるらしいですね。

阿寒湖は温泉街とあって観光客が楽しめそうなお土産屋さんがずらっと並んでいます。箱根湯本みたい...と言ったらちょっと言い過ぎかもしれませんがこの小さなお店が軒を連ねる感じはワクワクしますね。

心配なのはゴールデンウィークだというのに観光客の姿はそれほど多くない点。夕食の時刻に重なっているのでお土産屋さんから人が減るのは当然としてもちょっと心配になりますね。これで各店舗は21時まで営業しているというのですから効率がわるそうな。

阿寒湖はアイヌ文化が残る街としても有名です。湖から歩いて行ける距離にアイヌの伝統文化を受け継ぐ人々が実際に生活を営んでいる「阿寒湖アイヌコタン」があります。

中央にはフクロウの巨大な木彫りアーチがあり、道の真ん中には印象的なトーテンポールもアスパラガスのようにニョキニョキ生えています。

アイヌの生活と文化を体験してほしいという狙いで実際の家なども展示されています。この日はもう時間が遅く室内は見られませんでしたが、この造りを見る限り極寒の北海道の冬を本当にこれで乗り切れるのか?と心配になりましたね。もしかすると木やブロックなどの壁よりもこうした茅葺の方が保温性があるのかもしれません。

お土産屋さんもアイヌの民芸品という理由で木彫りの彫刻が多いのだと思います。連なるお土産屋さんの殆どは木彫りアートのようなものがメインでした。

北海道といえば鮭を咥えた熊が有名ですね。これもアイヌに関係があるのか知りませんが、昭和の時代から北海道に行った証のように各家庭に一つはあったのではないでしょうか? 私の実家にもこれありました。近年はそうそう売れる気はしませんが、これをデフォルメしてちょっと可愛くなったマスコットなども売られていますね。

数あるお土産屋さんの中でいちばん人気がありそうだったのがこちら。もう少し引いた画を撮ってくるべきでしたね。木彫りの工芸品を極めたようなお店。一歩中に入ってみて驚きました。

店内の一部を撮ったものですが、何ですかこの商品点数は? ざっと見ても店内には10万点くらいの細かな工芸品があるんじゃないかと思いましたね。とにかくお店の隅々まで木工細工で埋め尽くされているのです。圧巻とはまさにこの事かと。

木彫りの人形みたいなアイテムが多い中、ちょっとそそられたのがこちらのウッドアート。木の素材からなる色の違いを利用しているのかまたは染めているのかわかりませんが、北海道ならではの風景を貼り絵のような方法で立体的な絵に仕上げているのです。大変上品な雰囲気でした。

こちらもユニークなアイデアで思わず笑ってしまったもの。北海道のフクロウをオマージュしたメガネスタンドというわけ。メガネを置く際フクロウの頭に触れると首振り人形のように頭だけが小刻みに揺れてとても可愛かったです。老眼鏡置き場として自宅にあっても良いかもと思えました。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)