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    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

MDR-Z1000、良いヘッドホンだがイヤーパッドは消耗品

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All Photo by inos

2011年から愛用しているソニー製ヘッドホンMDR-Z1000。3年ほど前に生産終了となっており今では新品購入が出来なくなったリファレンススタジオモニター。

最近では心地良い音楽を聴くといった使い方はめっきり減少し、もっぱらオンラインミーティングや映像編集時のモニターとして頑張ってくれています。高性能なヘッドホンなのにちょっと勿体無い使い方ですね。確かこのヘッドホン購入当時は6万円くらいした記憶があります。

MDR-Z1000に限った話ではありませんが、ソニー製のヘッドホンの多くは数年使っているとイヤーパッドの皮がボロボロになり、やがて剥がれ落ちる傾向にあります。剥がれ落ちる時はベロンとめくれてくるのではなく、装着する度に数ミリの黒く細かなゴミがパラパラと落ちる感じで、大抵の場合耳の周りにそのゴミが付着し、人から「何か黒いものが着いているよ」と突っ込まれる事になります。

愛用しているMDR-Z1000はもうその一歩手前までパッドが劣化しておりました。これはいかん!ということで早速交換パッドを注文しようと純正品を調べてみてびっくり、そのお値段、片方で6,000円近くするじゃないですか!両方で12,000円ってどうかしています。ただのスポンジが入ったパッドですよね?

私のような感覚を持つ人が多いためか、当然のように世の中にはサードパーティ製の互換品が販売されています。今回購入したのはGeekriaというメーカーの中国製。そのお値段ペアで2,500円。まあこれくらいなら納得の数字かと。ただパッドそのものは純正と全く区別がつかない品質でして純正品のOEMじゃないかと勘違いするくらい。

交換作業に関して難しいことは何も無く、古いパッドを引っ張って取り外したら新しいパッドをハメ込んで取り付けるだけ。その際、初めてこのヘッドホンのうりの一つでもある ”液晶ポリマーフィルム50mm振動板” をまじまじと見ました。

名前からしてさぞ凄い振動板なんだろうと先入観を持ちますが、そこに現れたのは随分プラスチッキーな透明の振動板。これのどこにお金がかかっているのか知りませんが、まあ結果的に良い音がするのですから良しとしましょう。

ヘッドの本本体のハウジングも実はマグネシウム合金で作られていたりして高級素材の塊なんですが、何というか塗装の仕上げのせいかそれほど高級感が感じられないのがこのヘッドホンの特徴だったり...。

装着が完了し、新品同様に生まれ変わったヘッドホン。私はイヤーパッドの上から更にmimimamoという汎用の極薄ヘッドホンカバーを装着しており、ダークグレーカラーにカスタマイズされているだけでなく、装着時にパッドとの間に汗をかくような事がなくなり非常に快適な付け心地が実現しています。

これでまた数年は綺麗なヘッドホンのまま使い続けられそうです。

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