Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

農の体験塾 草むしり3回目とのんびり作業

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All Photo by inos

農の体験塾の予定日ですが、内容としては自分の区画を除く畑全体の草むしりがメイン。その中身は30分間ひたすら草を抜き取るだけなのでこちらで報告するほどの内容ではなく。

ただ驚くのは、草むしりは強制参加ではないにも関わらず農園契約者のうち半数以上の方が自主的に参加しますし、草むしりをするための道具も自費で購入し持参してくるんですよね。その姿勢が大変良いじゃないですか!

これが仕事ならすぐに損得勘定とか指揮命令系が出るところ、体験農園ですからね、皆やりたいから参加しているわけで、誰かに言われたり決められたりしているわけではないのです。人が好きな事に正面で向きあうこうした姿を見ていると、体験農園に限らず世の中全体がこんなふうに回っていればもう少し豊かな社会になるんじゃないかと思いますね。

さて、草むしりの後は自分の区画で少し遅れている作業を進めました。本日の作業内容は下記。

1.ニンジン、里芋、ナス、ししとうへの水やり
2.大根、レタスの準備(元肥投入から9230マルチ貼りまで)
3.ナス、ししとうの収穫
4.緑肥(ニューオーツ)の準備
5.殺虫剤系農薬(カスケード)の散布(ナス、ネギ)

秋冬野菜の準備のピークは前回と今回あたりがピーク。気温が高いこの季節に畑を耕すわけですからかなり体には堪えます。しかも秋冬は根菜が多いため30cmくらいの深さまでを耕す必要があり、クワだけでなくスコップも活用して全身を使い土をひっくり返す作業を続けると、もう体の中に一滴の水も残っていないのではないか?というくらい汗をかきます。

でもその作業を一心不乱に行う...それが楽しいのです。先に書いた通り ”好きだからやっている” わけですから。早く終わらせて家に帰ろう...ではなく、あっちから見たりこっちから見たりして、もう少し綺麗に出来ないかな?と工夫してみたり、雨が降った時に水が流れる方向を水を欲しがる作物の方へ導くよう僅かに高低差をつけたり、台風が近づいているならいつもより多めに作物を支柱に固定してみたり、そんなふうに試行錯誤しながら自分なりに考えて進めてみる。

先生の言う事をそのまま実行するのは周りの人がやっていますからね、自分は人よりまめに水をやってみるとか、肥料をあげるタイミングを変えてみるとか、少し違う事をしてみて、いざ収穫時期を迎えた時その差がどう出たのかを観察すればデータ収集になるわけです。これが体験農園で皆同じ作物を同時に作っているメリットですね。

まあそんなわけで今日は草むしりの後じっくり作業を進めていたら3時間が経過しており辺りはすっかり暗くなってしまいました。

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