Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

農の体験塾 2023(15)

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All Photo by inos

3連休だからと朝寝坊などしていられません。今日は15回目の体験農園講習会の日。春夏野菜は残すところナスとシシトウのみとなり、その他は全て秋冬野菜で塗り替えていきます。

ちなみに我が家のナスはまだまだ元気で、上の写真の後方で一際大きな木になっているのがソレ。皆が同じ土地で同じ苗から同じ方法で育てているはずなのに、日々の手入れや仕立て方の違いでこれだけ成長に差が出るのですね。雨の少なかったこの夏、我が家はまめに水やりをしましたし約2週間おきに追肥をし、切り戻し作業もきちんとやってきましたからね、作物は手を入れた分だけしっかり育ってくれました。

ナスは今月いっぱいで撤去予定ですが、現時点で約140本ほどの収穫を記録しています。

本日の講習と作業内容は以下。

1.ビーツ(デトロイトダークレッド)の種まき
2.小かぶ(もものすけ)の種まき
3.中大かぶ(スワン)の種まき
4.ミニ白菜(タイニーシュシュ)の種まき
5.ミニ白菜(愛姫)の定植
6.上記作物のトンネル掛け(寒冷紗)
7.カリフラワー、ブロッコリー、カリフローレ、キャベツへの追肥(エコレット)
8.春菊(菊蔵)の定植
9.カリフローレの撤去とキャベツの定植(やり直し)
10.大根の間引き(各穴5本から4本へ)
11.農薬散布 (ブロフレア、アミスター)
12.ナスとシシトウの収穫

約1ヶ月前に定植したキャベツ。あまりの高温続きで枯れてしまうのではないか?と心配しましたが順調に成長してくれています。

しかしここで大きな問題が! 上の写真を見てアレ?と気づく人がいたらその方はプロの農家さんでしょうかね。実は私もこの問題に気づいたのは本日でして急遽対応を迫られました。一体何が問題かというと、右から2番目の苗がやけに背が高くなっているのです。これキャベツじゃないですよね? 正解はカリフローレです。そう、植える作物を間違えていた!というわけです。キャベツの列に1本だけカリフローレ...。

写真には撮っていませんが、本来カリフローレはこの隣の列に植えるはずのもの、それがここに植えられているということは、カリフローレを植えるべきところにキャベツを植えてしまっているという事。同日2つのそっくりな苗を同時に植えたので入れ替わってしまったというわけです。

まあ私的にはこれでもいいや!と思ったんですけどね、美観は損ねますが数は間違っていないから...と。

事情を説明したら先生には「こりゃ大変だ」と驚かれました。このままだと間違って植えてしまったカリフローレに隣接するキャベツの収穫は難しいだろうと。カリフローレはこの先急激に大きく成長するらしくキャベツよりも背が高くなってしまうため日光不足でキャベツがまともに成長できないというのです。

農作物って植える場所や位置関係、順番、密度、時期を慎重に吟味する必要があり、それを間違えるとまともに収穫出来なくなることもあるのです。難しいですね。結局我が家はその場でこのカリフローレを撤去し別のキャベツの苗を植えました。

まあそれはそれで周囲のキャベツより遅れて定植したわけですからまともには成長できないかもしれませんけどね、単に1ヶ月遅れで成長してくれるなら逆に有り難く、一気に数個のキャベツが収穫されるより時期をずらして収穫できた方が使いやすいはず。良い方向に転んでくれると良いけど。

こちらは本日定植した春菊。人参の畝を半分ずつで使い分けるため1メートル幅しかありませんが、それでも順調に成長すれば食べきれないくらいになるそうです。

今は本当に小さな苗。15cm間隔で直線上に5本植える指示でしたが、そのままでは人参との距離が近くなりすぎますし、反対側は畝の端っこまで来てしまうため、我が家は15cm間隔をジグザグに配置することで今後成長しても周囲と干渉しないよう工夫しました。

昨日の雨で今日は土がかなり重たく湿っていましたから定植後の活着は簡単そうですが、南側に位置する人参が既に結構成長している関係で日当たりが悪そうだな!というのが少しの懸念。今後しばらく様子を見てあまりに日陰になってしまうようであれば人参の葉っぱを少し整理する方向も考えた方が良さそうですね。

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