Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

Apple WatchをナビとGPSロガーとして使ってみた

, …
By
All Photo by inos

せっかくの3連休。最終日の明日はたっぷりと雨が降ると予報されているからして、天候に恵まれなければ出来ないことは今日中に済ませるべし! 随分ご無沙汰していた自転車ポタリングを思いつきで実行。

先日購入したApple Watchのサイクルナビとしての実用性やGPSロガーとして使用した場合のバッテリーライフ、いずれも実践的なテストを兼ねて出来るだけ長距離長時間の使用でチェック。

とはいえ先に書いたように思いつきによる行動だからして私の体力の準備期間がゼロ。自ずと使用する自転車は電動アシスト付き! 世界最軽量のトレンクルはまた今度。

自宅出発は9:45頃。せっかくなら10時きっかりにすればバッテリーの検証には分かりやすかったかと思いますが、本日夕方から雨予報が出ていましたからなるべく早く出発するのが吉と判断。

Apple Wachには私の運用上一番負担の掛かるアプリの組み合わせを準備。Apple純正Mapをサイクルナビとして使いながら、ウェイログアプリによるGPSログ記録、そしてせっかくならとApple純正のワークアウトアプリにてサイクリングを記録。つまりGPSを使用する3つのアプリを常時起動で不自由なく使えるか! が今回の検証。

サイクルナビのルート案内の精度やレスポンスを確認するため、本日のポタリングプランは目的地を3箇所+自宅の合計4ヶ所を設定。西東京のスタート地点からまずは調布飛行場までの約10kmをApple Watchのナビだけで走ってみました。

途中立ち寄った野川公園で見かけたのが上の写真にある季節外れの桜。10月桜と呼ぶそうですが、こんな寒い時期に花をつける桜があるのですね。あまりの珍しさに知らないおじさんに「桜ですね〜」なんて声を掛けられました。

その後、調布飛行場から府中郷土の森公園、そこからの多摩湖・狭山湖、そして自宅までの合計70kmを6時間20分ほどで走ってみました。実際は途中お昼ご飯を食べたりしているので走行時間はもう少し短いですけどね。その間もアプリは動作させっぱなし。

まずは先日から検証を続けてきたApple純正マップによるサイクルナビの使い勝手ですが、これくらい長距離のルートを走る際の案内としては心配したほど不自由はなく、確かにハンドルを握ったままではスリープに入ってしまい地図更新はされませんが、ハンドルから手を離し胸の位置までWatchを持ってくれば情報更新されるので、私がApple Watchを購入した第一の目的はなんとか実現した感じ。

ただしやはり住宅街のような場所で次々右左折が繰り返されるような場所においてはその都度Watchをクィッと自分の方に向けてスリープ解除するには限界があり、道中2回ほど地図更新の遅さに不満を感じました。まあとはいえWachのナビでこうして自宅まで帰ってこられているのですから十分実用的と解釈すべきでしょうかね。

次に、GPSロガーとしての実用性はどうか?という点について。先日の検証で少なくとも私が所有するiPhone11のGPS精度よりは遥かに正確に自己位置を取得できることは分かっていますが、問題はそれによる電力消費の増加のほうで、バッテリーが2時間しか持ちません!とかだと現実的ではありませんからね。今日の6時間/70kmポタリングでどれくらいバッテリーを消費したのか結果を見てみると。

上のスクリーンショットがその答えですが、3枚の画像はいずれもポタリング終了時のもの。ウェイログアプリでは6時間19分で70.25kmの移動距離と記録されているのが分かります。そして一番最後に掲載しているのがバッテリーの残量。もう少しわかりやすい画面をキャプチャーすれば良かったのですが、通常の時計画面にコンプリケーションとして表示させているバッテリー残量値では49%と表示されているのがわかります。

つまり、Apple Watch Ultra2は、6時間GPSログを記録し続けるとバッテリーを丁度半分消費するというのが今回の検証結果。実はこの値が欲しくてApple Watch購入前にいろんなWEBサイトを探しましたが誰も検証している人がいなかったんですよね。ワークアウト機能使用時のバッテリー消費なら結構皆さん検証されているようなんですけどね、私のようにエクササイズではなく行動ログを残すのが目的でApple Watchを購入する人はそれほど多くないようでして。

そんなわけで答えは6時間で半分(約50%)消費する!でした。

しかしこの値は、冒頭に書いたように、純正マップによるナビゲーションと、GPSログ記録アプリと、純正ワークアウトアプリの3つを同時起動している場合の数値ですから、GPSログアプリ単体しか起動しなければもう少し長く使える可能性はありますね。

ちなみに、上の3枚のスクリーンショットの真ん中は、純正ワークアウトアプリの終了時のキャプチャですが、合計時間も合計距離も随分少なく記録されているのが気になった方もいるかもしれません。これは計測の誤差とかではなく、今日70km走行をしているうち何度か勝手にワークアウトが一時停止になってしまっており、それに気づかず走行を続けたため断続的に記録されていない区間が発生しました。

原因は定かではないですが、おそらくこの検証中に何度もWatchのスクリーンショットを撮っていたため、その際誤ってワークアウトを一時停止状態にしてしまっていた可能性が高いです。ワークアウト記録中の一時停止機能を無効にする術があると良いのですけどね。

長々と書いてしまいましたが、今日の長距離ポタリングではApple Watchのサイクルナビとしての使い勝手と、GPSロガーとしてのバッテリー消費のデータが取れ、今後の具体的な運用シーンというのが見えてきました。1日12時間くらいまでならギリギリバッテリーが持つとすれば、今後の行動ログはiPhoneではなくApple Watchで記録した方が正確な位置情報が残せる分メリットがありますね。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)