Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

JAPAN MOBILITY SHOW 2023(9)

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All Photo by inos

確か前回の東京モーターショーの時にも度肝を抜かれた記憶があります。今回もやってくれましたYAMAHAブース。

こればっかりは静止画では伝わりづらく「なぜ動画で撮らなかったんだ!」と突っ込まれれば何も言えませんが、無い袖は振れませんので静止画でご容赦頂きたく...。

今年のYAMAHAブースのメインステージは乗り物とダンサーとのコラボ。音楽に合わせてダンサーが踊り、乗り物が走る...。そう、乗り物が走るのです。それまでステージに停められていた二輪のバイクが勝手に自立して走り出す。上の写真を見てもたえば分かる通り二輪のタイヤ以外どこも床に接していないのにバイクは倒れない。止まっても走っても倒れない。意思を持ったバイクのよう。

前回のモーターショーであれば無人バイクの自立走行はそこまででした。しかし今回はさらに一歩進んだパフォーマンスを披露。なんと、このバイクに人が乗ったとしても決して倒れることがない! なんならバイクの上でハンドルも握っていない人が立ち上がったとしても倒れない。そのままバイクは走行を止め停止したとしても倒れない...上には人が乗っているというのに。

前後輪を巧みに左右にくねらせて、人間が動くことで変化する重心をリアルタイムに補正しながら常に自立するメカニズムには拍手が起こりました。こんなのがいずれ公道を走るようになれば安全な二輪走行が実現するのかも。

こちらは2名のダンサーに同期するようにロボットのアームが踊るというもの。まあロボットのアームと言っても右奥に写っている白い手のようなものがクネクネ動くだけなのであまりインパクトは無かったですが、技術的には凄いことをしていたのかもしれません。

ただ、踊り終えた後は数名のスタッフの方がゴロゴロと転がしてステージから去っていきましたから、もしかすると途中でトラブルが起きて自力で帰れなくなったのかな?とも受け取れました。

こちらはEVモトクロスのデモ走行。ステージ上を飛んだり跳ねたりかなりアグレッシブに走り回る様は勿論プロのライダーのテクニックあってこそのものでしょうが、狭いステージで一気に全速力まで持っていける動力性能はEVならではといった感じがしました。

キュィーンって音と共に急加速したかと思うとお客さんの目と鼻の先でジャックナイフで止まるといった繰り返しでしたから、究極のストップアンドゴーみたいな。想像ですがEVはエンジンよりリニアにトルクが上がるので、こうした曲技はコントロールがしやすそうですね。

同YAMAHAブースに展示されていたちょっと気になったもの。電動アシストマウンテンバイクかと思われますが、特徴は電動パワステが搭載されている点。

え、パワステ?って思いましたね。車のような重量の大きな乗り物であればハンドルが重くなる点をアシストする目的でパワステが求められる理由は理解できますが、自転車でパワステって必要ですかね? 何か理由があってこうしたモデルが開発されたのだとは思いますが...。

その他、前後輪の両輪駆動式電動アシスト自転車なども展示されておりました。

ソニーホンダモビリティはAFEELAと呼ばれるブランド第1号車両を展示。人だかりの向こうにはかなりの注目が集まっていましたが、世の中の期待はそれほど高いものなのでしょう。ソニーはセンシング技術を得意とし、ホンダはベース車両を提供。協力して出来上がる車とは一体どんなものなのか?

人混みを掻き分け先頭まで近づいてみると、そこには南の海の魚みたいな曲線の車がクルクル回っておりました。いわゆる象徴展示というやつですね。

車内はガラス越しにうっすら見える程度で、こればっかりは現地で実車を見るのも写真で見るのも情報量にあまり違いはない感じ。せっかくのショーなんですからもう少し詳細を明かしてもよいのでは?と思いましたね。外観以外にヒントゼロはちょっと寂しい。

想像してみてもこの車ならではの特徴って絵に描くのが難しいんですよね。自動運転や安全装備でのセンシング技術なら既に他社がやっているので、ソニーが入る意味を見出すなら、車内でゲームができるとか、スマートホームとの連携とか、これまで車とは無関係だったジャンルを取り入れる感じでしょうか。

アメリカでは2026年にデリバリー開始だそうです。

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