愛車MINIが車検を終えすこぶる元気になって帰ってきました。同時に実施された定期点検では各種消耗品の交換から車内のビビリ音解消まで細かなメニューをこなして頂きました。今回は下廻りにシャーシブラックの防錆塗装も行って頂いたため足回りが新品のようにツヤツヤ黒々です。今後尚更悪天候走行は禁止ですね。

私のMINIも走行距離こそ少ないものの所詮は10年落ちの車ですから、リアショックのアッパーマウントや、エンジンのトルクロッドブッシュも新品に交換してもらいました。油脂類は勿論全て交換、各種グリスアップも実施、ブレーキフルードもクラッチフルードも、クーラントも、一通り交換です。

車を引き取って自宅に帰るまでの間、驚いたのは車内の静振性。これまであちこちからビービーガーガーと微震動を発していたメーター周りが嘘のように静かになって、おまけにキュルキュルと油切れのような音が絶えなかったエアコンコンプレッサーもヒューっとおとなしくなっています。車内のビリつきは走行中しか確認が出来なかったりするもので自分で何とかしようと考えると意外と大変なものですが、今回は完璧なまでにデッドニングされています。

そして何より乗り心地が良くなっている．．．。ブッシュ関係を交換しているので、特にトルクロッドブッシュの交換によりエンジンが無駄に揺れなくなり、変速時の遊びが少なくなる分実にダイレクトなアクセルワークが可能になっているのですが、明らかにそれだけではないしっとりとマイルドな乗り味。よくよく確認してみるとリアの車高が微妙に調整されておりました。MINIのサスペンションにはスプリングの代わりにラバーコーンと呼ばれるゴムの玉が使われているのですが、それとて車重で徐々に潰れてきますから走行距離に応じて乗り心地の悪化と車高自体が下がってきます。それがカッコ悪くならない程度に上げられていてサスペンション本来の働きを取り戻したのですね。実は私も低車高は見た目こそカッコ良いですが、2名乗車時のバンプでショックが底突きするのを何度か経験していましたからそろそろ上げようと思っていたところでした。さすが良い仕事してますねiR MAKERSさん。ありがとうございます。

お陰様で、今のMINIがこれまでで最高のコンディションでございます。