Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

後継機種とやらで動くようになれば良いが

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Rosettaを持たないMAC OS X Lionではi1 display2が使用出来なくなる件について昨日書きましたが、これに関しては案外深刻な事態である事が分かってきました。

取り急ぎx-rite社にメールで問い合わせてみたところ「i1 Matchは後継機種発売の関係でMAC OS 10.7 Lionには非対応」との回答がありました。i1 Matchとはディスプレイキャリブレーションを行うための専用ユーティリティソフトの事ですが、後継機種が出たという事は今後このソフトの更新見込みは薄いわけでして、その後継機種とやらがi1 Display本体に対応していなければもうLionではキャリブレーターそのものが使えなくなって染まします。

そもそも私がキャリブレーターを使ってまでディスプレイの色を管理する意味は、Bootcampを使用したWindowsとのデュアルブート環境において、OS間で画像ファイル等を受け渡すような場合に、同じモニターでもOSを切り換える事で色の再現性が変わってしまうのを防ぐため。つまりWindows 7でも同じキャリブレーション作業を行っているという事です。おかげでOSを切り換えても見事なまでの色再現が行えていました。

それが今後Windowsでしか使えなくなってしまうのでは意味がありません。

MAC OS 10.7 Lionは、インストール時にモニターのカラープロファイルがリセットされるため、一旦は6500k付近の暖色系になりましたが、キャリブレーターが使えないまでも、Snow Leopardで使用してきたICCカラープロファイルは読み込めますから、今はこれまでと同じカラー環境が復元出来ています。しかしモニターは経年変化で日に日に色が変化しますから、そんな時はそのカラープロファイル自体を生成するキャリブレーターが必要になると言う事です。

もし同じようにi1 Displayをお使いのMACユーザーの方がおられましたら、Lionへのアップデートは良く考えた上で行ったほうがよいでしょう。最低でもSnow Leopardが動作するうちにキャリブレートを行い最近のカラープロファイルを生成してからアップデートしたほうが無難でしょうね。

 

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