Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

一人箱根駅伝、往路

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All Photo by inos

”行いが良い” と人に言えるほど模範となるような生活を送っているわけではありませんが、トレンクルに乗ると決めた日は必ず晴れてくれます。今日は予定していた箱根100kmポタリング。名付けて ”一人箱根駅伝”。

朝6時に出発して15時位に到着予定、出来れば余った時間で観光でも...という魂胆でしたが、朝寝坊な私のことですから想定内の遅れが生じまして6時45分出発。しかも昨日から全身がだるくペースが上がらないスタートとなりました。2週間前の大島と違い東京も朝夕は冷え込み、長袖2枚重ねの重装備でも肌寒いくらい。それでも日が差せば暖かくなってきて、上着一枚が邪魔に思えてくるのも時間の問題でした。

途中、町田付近だったでしょうか、信頼していたGARMIN Edge800のナビゲーションがおかしなルートを案内し始め、疑わずにペダルを漕いでいた私も随分それに惑わされました。「あれ、さっきこの辺り走ったような?」。原因は不明ですが何かのバグでしょうか?お陰で3kmくらいは余分に走りました...。

  

昼過ぎ位には平塚付近に差し掛かり、車では走り慣れていたR134をトレンクルで走る喜びを実感。何と言っても、車道には沢山の車が渋滞の列に挟まれているというのに、その脇を涼しい顔で(実際は暑かったのですが)トレンクルが追い抜いていく...オシャレじゃありませんか。

R134も1号線と交わる前までは海岸沿いに背の低い松が茂っています。そしてその林の所々に海まで続きそうな細い道があるのも以前より知っていました。ただ、車では入っていけませんから今日こそは!と言うわけです。沢山のサーファーがボードを片手に林の中へ吸い込まれていきますから何となく予想はしていましたが、そこには海水浴場やらビーチバレーのコートやらが息を潜めていたのですね。やはり車社会の日本だからこそ、車で行けないところに面白みが残っている...といったところでしょうか。学生が水遊びをしていたりパラグライダーが飛んでいたりして、連休ならではの光景に時間の過ぎるのを忘れておりました。

  

平均速度10km/hなら丁度10時間で100km進むわけで、それでは現地到着は4時45分になってしまいます。私が設定したのは平均12km/h。これなら現地で観光の一つも出来るでしょう...。でも実際は先ほどの浜辺で30分以上も休憩をしていたわけでして、Edge 800に表示されている平均速度は既に11km/h程。短距離ならともかく長距離になるとそこから少しくらい急いで走ってみても簡単には平均速度は上げられません。こうなったらマイペースで行きましょう!と割りきりました。

国道1号線と合流し、私が1号線で一番好きな場所を通過します。道の両脇に松なんか植わっていて上品な感じがするのです。以前カーグラフィックTVでも必ずロケ地の1つとしてこの通りを使いました。ここまで来ればもうラストスパートですね。残り20km弱で箱根湯本に到着です。途中ゆるやかなアップダウンが続きますが、さすがに80km近く走ってくるとこの僅かな勾配が結構しんどいですね。ただ、早朝の体調の悪さも景色が変われば吹き飛ぶと言うもので、ペースも落ちること無くゴールしました。

  

しかし、この時点での総走行距離は94km。本当は途中でもっと寄り道をしてくるつもりでしたから100kmオーバーとなるはずでしたが、これでは本来の目的 ”100km走破” が成り立ちません。そもそも箱根をターゲットにしたのは射程圏100kmの目標にしやすかったという事でしたから、今回は数字だけのためにあと6kmを走り切ります。

湯元付近をフラフラしてみたり、かまぼこ博物館までを下ってみたり...あっという間に10kmを追加走行出来ました。占めて今日の総走行距離 ”104.99km”、16時到着。まずまずの結果といったところでしょう。ついに念願だった100km超を実現できました。想像以上に大変でしたね。特に今回は体調が優れ無かった事も有りますが、距離が長くなるとトレンクルの速度では必然的に長時間走行になりますから、途中で気持ちがダレてくるところがあります。大島の時のように見るもの全てが新鮮であれば気持ちも高ぶりますが、今回は知っている景色ばかりがゆっくり流れるものですから正直飽きてきてしまいます。だかといって無理してペースを上げてしまうと体力が続かなくなってしまいそうです。お尻も痛かったですね。そして何より、またも鼻の頭がトナカイのように真っ赤でございます。今回はバッチリ日焼け止めクリームを塗ったのだけれど...。

さて明日は復路ですが、モチベーションは保てるでしょうか...。

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