Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

コンピューターの進化と共に

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映像業界でWindows Workstationと言えば、専らHPのZ800がスタンダードになっています。最低でも20万円コース、上を見れば車が買えるような価格帯のPCですが、年々ビットレートの増す映像コンテンツを扱うにはこうした最高グレードのパフォーマンスが必要になります。MACで言うところのMAC Pro全部載せみたいな機種ですね。

こうしたWorkstationになるとCPUも6コアデュアル×ハイパースレッドで24コア構成になりますから、Windowsのタスクマネージャーを開いた時に12のタスクが2階建て状態、見ているだけでも壮観です。さて、どんなに高級なワークステーションでも使われているパーツは汎用のものを組み合わせているわけですから、壊れないと言ったら嘘になります。特に物理的な可動部品は侮れません。しかし今は本体購入時にレスキューパック(メーカーにより名前はいろいろ)のようなものに加入しておけばサポートに電話をして4時間とか5時間以内に交換パーツを届けてくれます。非常に心強いですね。

映像業界では昔QuantelのディランディスクがFaild表示になるとリモートアクセスによって診断を行い修復までを済ませてくれましたが今はどうなのでしょう?アナログモデムを使っていた時代にそうしたサービスを行なっていましたから当時は革命的なサポートだと思いました。物理的に壊れてしまったら交換になるわけですが、その手前であれば電話一本で診断を行なってくれたものです。そしてユーザーは何も手を出さず画面を見ているだけでポッと修復完了、何事もなかったかのように使えるようになりました。深夜作業の場合にはさすがに国内サポートは受けられませんからカナダに電話をして同様のサポートが受けたものです。英語も話せないのによく電話など掛けたものです。今思えばリモートで直せる程度のトラブルなら診断ツールが入っていれば良い話のようにも思えますが...。

近年ではユーザー自身のスキルが高くなっていることもありますし、コンピューター自体が家電のように当たり前の存在になりましたから、もはやこうしたサービスは中途半端には必要なくなったのかもしれませんね。求められるのはハイエンドな知識か、おじいちゃんおばあちゃんにも理解できる簡単な説明でしょうか。

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