Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

たった1枚の最初の記憶

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All Photo by inos

電照菊の光よ 夜の帳を照らしてくれないか・・・

そんな歌い出しは「かりゆし58」の電照菊という楽曲。調べてみると沖縄と愛知では同じ電照菊でもビニールハウスの有無で随分見栄えは違うようです。今日はそんなビニールハウスの光を遠くに眺めつつ名古屋から東京へ移動。久しぶりの自宅へは深夜日付が変わる頃の到着。

今日も仕事が続き名古屋での写真が無いので帰宅した自宅のフォトスタンドの画。以前欲しい欲しいと言っていたBEDFORDのフォトフレームを購入したので中にいれる写真を選んでみました。

無理に最近の写真を入れるのではなくずっと飾っておきたいものは何だろうと考え、悩んだ末に出した答えがこのハトポッポ。私が小学2年生くらいの時に生まれて初めて撮った写真です。今でもこの1枚は大切に保管してありました。写真としては全然面白くないものですが110フィルムを入れたポケットカメラでシャッターボタンを押す瞬間のワクワクを今でも覚えています。場所は上高地の河童橋付近ですね。もうネガはありませんから残されたのはこのオリジナルプリント1枚のみ。

自分が生まれて初めてシャッターを切った写真を覚えている人ってどれくらいいるでしょうか。そしてそれがプリントで手元に残っている人って...。

調べてみたところハトの寿命は約10年らしいので、ここに写っているハトはもうこの世にいるはずもないですし、その砂利だってもしかしたら今は舗装されてしまっているかもしれない。私の頭の中の記憶だってこの先徐々に薄らいでいく可能性は高く、だとしたら写真は ”その時確かにそこに実在した” という ”真実” である事に大きな価値があると、ストレートフォトを考え直すよいきっかけにもなりました。

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