自宅のイオナンタが花を咲かせました。昨年は12月に開花し一昨年は3月に咲かせましたからこのプランツの開花時期には3ヶ月ほどの幅があるようです。何はともあれこれが咲き始めるといよいよ春がやってきたと実感しますね。

エアプランツは根が無く土すら必要としない不思議な植物で、条件さえ合えば空気中の水分だけを吸収して育つとされており、それ故成長は著しく遅く普段は殆ど動きが見られないためリビングの隅の方で忘れられがちな存在ですが、こうして急な変化が現れた時だけ大事に扱ったりするのは人間のエゴと言われてしまいそうですね。

いえ、実際は2週間に1度程度の頻度でソーキングと言って一晩水に浸しておくような手は掛けております。いくら空気中の水分を吸うと言っても日本の空気は乾燥していますから実際は水やりは必要なのです。

ちょっと例年と違うな？と思ったのはイオナンタの葉の色が真っ赤に染まっている点。例えば過去の開花の写真を見てみると葉は完全なる緑色で紫色の花だけが伸びてきているのが分かります。購入した2018年の写真だけは少し赤くなっているのが確認できますが今年はそれを遥かに超えて過去最高に濃い赤に染まっています。

水以外は与えていない．．．という単純なる育て方を考えるとこの変化はむしろ環境の変化によるものだろうと推測できます。昨年引っ越しをして今は直射日光がたっぷり当たる窓辺に置かれていますから、それまでの薄日環境と比べたら十分な光合成が行えているのでしょうね。多分、こちらの色のほうが健康なんじゃないかと。

花は数日で終了しますが、その後はまた綺麗な緑にゆっくり戻っていきます。