ニコンからいよいよ発売されますねZf。ヘリテイジデザインが売りのフルサイズセンサー搭載モデル。

2021年の夏に同じくニコンから発売されたのがフィルムカメラのFM2そっくりなシルエットのZf-c。その時の衝撃は当ブログにもちゃんと残されていますが、Zf-cはセンサーサイズが少し小ぶりのAPS-C規格だったんですよね。今回のZfはいわゆるそのフルサイズセンサーモデルと思えばほぼ間違いなし！

クラシカルなカメラスタイルを望むカメラファンにはこれぞ本命！といったところでしょうか。

このカメラのデザインベースとなっているのはFM2であるとメーカーが謳っている通り、数日前に掲載したFM2の写真と見比べてもそっくりであることが分かります。私にとってもこの形には相当思い入れがありますね。なんと言ってもフィルム時代に私を育ててくれたカメラですから．．．。

ただFM2と決定的に違うのはレンズマウントでしょうかね。ニコンが長年製造し続けたFマウントは近年のデジタル化への最適化で現在はZマウントです。フランジバックが短くなっただけでなくFマウントと比べて径が相当大きくなりましたから、自ずとカメラボディの高さが延長されたんですね。そう、FM2の背が少し高くなった感じ。とはいえこの形は魅力ですね。

ライカはデジタル時代の現代もM型の設計製造を続けています。ニコンはこうしてフィルム時代のモデルをデジタル化して復活させています。富士フィルムはデジタルレンジファインダーと呼べるアナログライクな使い心地を重視したXシリーズを展開しています。

写真を仕事とするなら性能や安定性が重要視されるのは必須としても、いわゆるファントゥフォトで写真を楽しむなら、一周回ってこうしたアナログスタイルに落ち着く．．．。最近はそんな贅沢を考えます。