月別アーカイブ: 2010年9月

印象に残るのはいつでもアナログの世界

Posted on 2010/09/30

電車内で雑誌を読む人の割合が、ここ数年で随分少なくなった気がします。文庫本とか新聞とかマンガの類いは昔も今もあまり変わらない気がするのですが、週刊誌や趣味の月刊誌などを広げている人は殆どいません。数年前までは車雑誌を読んでいる人を見かければ「購入を検討しているのかな?」とか、料理のレシピ本を読んでいる人を見れば「今日は手作りに挑戦するのかな?」とか、比較的ほんわかした印象を受けたものですが、今はそれらの情報は携帯電話やスマートフォンの画面の中に広がっているのでしょうね。

そうした時代の背景には昔を懐かしむ以上の利便性もあって、お気に入りの雑誌を購入したのは良いが、それから1,2カ月が過ぎた時、雑誌の内容として必要なのはほんの数ページなのに、記事としてとっておくには本1冊まるまる保管しなければならず、将来的に読むかどうかも分からない本達が行き場を無くして困っているという状況が減ったのも事実です。

最近では文庫本などをPDF化してくれるサービスもありますから、自宅の本を全てデータ化してしまう事も簡単に出来るようです。

それぞれ一長一短あるとは思いますが、紙の手触りや、印刷のにおいが、どことなく本の内容にマッチするようなエッセイなどは、どうしてもデータ化して読む事に今は違和感があって、邪魔になるほど沢山では無い我が家の本は未だにそのままの状態です。

スピードが上がれば自由度は広がる

Posted on 2010/09/29

この秋に発売される各社のPCスペックを見ていると、ようやくUSB3.0規格のポートを実装したモデルがちらほらと現れ始めましたね。これまでは周辺機器はUSB3.0対応なのに肝心のPC本体がUSB2.0しか付いていない...というのが現実でしたから、USB2.0が世の中に浸透し始めた時に比べると、かなりゆるやかなフェードインといった感じがします。

今のところMacは全てのモデルでUSB2.0にしか対応していませんからApple製品の今後の動向も気になるところです。

USBが3.0になり進化した点は大きく分けて2つ、転送速度とバスパワー供給電力のアップです。転送速度が速い点は何事においても快適になるでしょうし、バスパワーが強化された点もかなり心強く、これまでUSB2.0に外付けHDDなどを繋いだような場合に、少し電力が足りなくて2ポートからの電力供給やACアダプターを使っていたケースでも、これからはケーブル1本ですっきりと対応出来そうです。確かUSB2.0の定格電圧が5Vだったのに対し3.0は12Vだったと記憶しています。

ちょっと未来のコンピューター事情を想像してみると、USB3.0では難しいかもしれませんが、USB4.0あたりでは、データだけでなくアプリケーションやOS自身もUSBメモリーに入れて持ち歩くようになるかも知れませんね。それをOSを持たない空っぽのパソコンに差し込みさえすればWindowsでもMacでもLinuxでも、普段のオペレーション環境がそのまま使えることになりますから、ソフトウエアが何もインストールされていないパソコンがホテルや空港でレンタルされるような事になるかも知れません。USB4.0あたりで...と書いたのは、OSの場合にはデータの読み書きでアクセス頻度が極端に多い為、ストレス無く使う為には更なる転送速度が要求されるだろうとの推測です。

そしてもう一つ想像したのは、USBタイプのリムーバブルCPU/GPUなんてものも現れてくるかも知れません。映像編集や画像処理などのヘビーユース環境において、本体のCPUやGPU以上のパフォーマンスを望みたい場合に、USBポートにリムーバブルタイプのCPUやGPUを差し込む事で分散処理が可能になる...などという夢のような話。これも転送速度が重要ですからUSB3.0という段階では実現しないと思いますが。

実はこれら2点の使い方は、近からず遠からずという発想で、既に現実になりつつあると思っています。USBメモリー自体にOSをインストールするのはMacであれば出来るようですし、リムーバブルタイプのハードウエア拡張という意味ではWindowsがReady boostなる技術でOSの一時的なキャッシュをUSBメモリー上に置いておきCドライブへのアクセス頻度を減らすテクニックを使っています。どちらも理想にはあと一歩というところですが、USB3.0の流通でこうした機能拡張的な使い方が広まってくるかも知れません。

届けたい人がいて、待っている人がいる、だとしたら間はなるべくスムースに

Posted on 2010/09/28

音楽業界はCDが売れなくて散々だと言いますが、少なくとも私は、iTunes Music Storeの利便性はその金額差を差し引いてもレンタルCDを上回ると思っています。その場で視聴出来て、気に入ったものは即購入。光回線であれば1分以内でアルバム丸ごとダウンロードが完了するのですからレジでの待ち時間以下という場合もあるでしょう。

世の中の全ての音楽がiPodやiPhoneから流れているとは思いませんが、各社オーディオプレーヤーの殆どはiPodが採用するAACコーデックをサポートしていますから、iTunesをファイル管理ソフトとして利用する我々だけでなく、コンテンツ提供側であるミュージシャンにとっても、iTunes Music Storeに楽曲登録されているかどうかが現時点でのセールスや今後の音楽活動に影響を与えるのではないかと考えます。楽曲が登録されるかどうかはミュージシャン個人の意向では無く殆どの場合レコード会社とアップル間での契約でしょうから、所属するレコード会社次第ではiTunes Music Storeからのダウンロードが出来ません。

私は結構な頻度でSony Music所属アーティストの音楽を聴くのですが、残念ながらSony Musicに関しては一部のミュージシャンを除いてiTunesからのダウンロードは出来ません。勿論そこにはハードウエアとフォーマットの関連付けによる音楽プレーヤー販売の狙いがあるのだと思いますが、機械やメディアを競合他社と競い合って売るのは理解出来ても、生身の人間による芸術活動さえも見方にして、使用するツールとハードウエアに縛りを持たせるのはいかがなものかと思います。芸術ってもっと平等なものであってほしいですね。

さて今日はKT Tunstallとkelly clarksonのアルバムを購入しました。iTunes LPは初めてダウンロードしたのですが、てっきり大きなアートワークのようなものが付いてくるのだろうと思っていたところ、Apple純正アプリFront Rowのような(DVDメニューのような?と言ったほうが分かりやすいかも)役割なのですね。恐らくiPhoneには転送出来なくてiTunesだけでのプレビューだと思います。

小さなものには美しさがある

Posted on 2010/09/27

プチプチクッションを買う為に東急ハンズに寄ったはずなのに、気がついたら自転車売り場におりました。BRUNOのミニベロが天井付近からぶら下がっていてちょっと見とれておりました。走行性能は大きなタイヤのほうが圧倒的に有利なのですが、やはり小さなタイヤには夢があると言いますか、独特の美が感じられます。

お値段もそこそこですから、もし駐輪スペースさえ確保出来れば手を伸ばしてしまいそうでした。

ピピッという音にはご用心

Posted on 2010/09/26

我が家のブラウン管テレビに地上波デジタルの映像を映すのに重宝しているPlaystasion3 w/torne。テレビチューナーとして、ビデオ代わりのハードディスクレコーダーとして、申し分なく活躍...してくれておりました。

過去形...となったのは昨夜の事、torne動作中にピピッと音がしたかと思ったらPowerランプが点滅。赤いランプが点滅というのはどんな機械でもあまり良い状況では無いわけで...。

一旦、主電源を切り、再び起動するも、やはりピピッという音と共に、緑 → 黄色 → 赤(点滅)と表示が切り替わり、自動的にパワーオフ。この現象、PS3の初期モデルによくある故障らしく、ネット上の情報によれば、CPUの温度上昇によるCPU自体のハンダ外れによる接触不良だとか。メインボード交換間違いなし!との事。近日中に修理する段取りとなりました。

私はゲームは殆どしないのでその点は何ら支障は無いのですが、ハードディスクレコーダーとして使用していたtorneがしばらく使えなくなるのは少々厳しいですね。この手の製品は、挿入したディスクが出てこなくなるとか、コントローラーの使いすぎで反応が悪くなるなどの故障は想像出来ますが、CPUの熱でハンダ部分が接触不良を起こすって...ほとんど欠陥ともとれる症状。しかも同様の不具合を多くの人が経験しているというのにリコールや無償修理対象になっていないのが不思議なくらいですね。

やはりソニータイマーは今でももれなく付いてくるようです...。

そんな事よりこの不具合によりメインボードを交換すると、別筐体扱いになってしまうらしいですからHDDの中身は全て使えなくなるとの事。ゲームなどはプレイステーションネットワーク管理なので再ダウンロード可能なようですが、torneで長期保存用にストックしていたコンテンツは失う事になります。

美しい秋がやってきた

Posted on 2010/09/25

午前中は新宿で買い物。シャツ1枚買うにも気に入ったものがあるまで歩き続けますからそれだけでヘトヘトです。無駄遣いは関心しませんが ”良いモノを見つけた時” に買っておくのが本当は一番賢い買い方かもしれませんね。

折り畳み傘を持って行ったのに、代わりにDP1をバッグに入れるべきだったと後悔したのは、歌舞伎町付近の交差点から青空が見えた時。台風が通り過ぎた直後の空気は澄んでいて、浮かぶ雲も最高にダイナミックだったことを忘れていました。急いで帰宅してトレンクルに跨がり短い秋を堪能する事に。

30km程のポタリングで気付いたのは、新調したばかりのサドルは今までのサドル以上にお尻が痛い...。まだ馴染んでいないせいだと思いたい。

そろそろ映画は自宅で見る時代

Posted on 2010/09/24

iTunes Music Storeで音楽をダウンロード...そんな日常が当たり前ですが、CDを購入していた頃のように発売日を待ち望んで即ダウンロードという買い方はまだした事がありません。CDの発売と同日にダウンロード出来るのでしょうか?

私は映画というものをわざわざ映画館まで足を運んで見るということはあまり多くなく、1年もしないうちにテレビで放送されるのでその時まで気長に待つのですが、今やご家庭向けのテレビサイズも昔とは比べられないほどに大きくなりましたし、3D対応モデルもじゃんじゃん登場していますから、もしかすると今後ネットワークインフラ次第では、映画館での公開と同時に家庭でもオンデマンドで見られるようになるかも知れませんね。泣ける映画などを見に行きづらい男性にとってはちょっと良いかも知れません。ん、それ私の事か。

映画館には映画館の迫力がありますから一長一短ではありますが、3Dテレビが望まれるとしたらそういったシーンでは無いでしょうか。

目的は買い物や通勤じゃない

Posted on 2010/09/23

人からはインドアと思われがちな私ですが、根っからのアウトドア派です。ですから今日のように強い雨の日は朝から自由時間を奪われたようで、せっかくの休みなのに充実感は半減です。

小さな頃は趣味と興味の区別がつかなくて、「星が趣味です」とか言っていたのだけれど、今考えれば「星に興味があります」が一般的な表現ですね。でもその頃から ”趣味多き人” だったことに変わりは無く、今では、自転車に、車に、カメラに、オーディオに、ギターに、コンピューターに、アクアリウムに...と挙げ始めれば切りがありません。だからきっとその当時から趣味も興味も関係なく、好きか嫌いかという感覚でしかなかったんでしょうね。

そんな中でも自転車は小さな頃から好きな乗り物。勿論子供の頃はそれを趣味とは感じませんでしたが、気分次第で何処へでも行けるこんなパーソナルな乗り物は他に無く、整備の行き届いた静かな自転車で風を感じながら景色を眺めれば、”ペダルを漕ぐだけの実に単純明快なプロセス” が日常生活の中ではとても贅沢な時間である事を、大人になった分だけ充実感として感じるようになりました。

自転車を移動手段としてだけ考えるのでは無く、行き先は無くても乗る事が楽しい...。それってマラソンやウォーキングにも共通する部分なんじゃないかと思います。

何でも持ち歩けるように

Posted on 2010/09/22

G-Technologyのハードディスクを購入してみました。先日のエントリーでApple Storeから消え去ってしまった...と書いたばかりでしたが、どうやら2,3カ月とされていた納期が随分早まって24時間として改めて登場。でもせっかちな私はその24時間すら待てませんから、本日銀座Apple Storeに直接足を運び店頭にて購入です。

本国ではG-DRIVE Mobileという名でリリースされていますが、日本国内では ”G-Tech G-DRIVE Mobile 500GB combo drive silver top” という長い名前で販売されています。G-DRIVE Mobileというワードだけでは、ネット検索した際Google Driveがヒットしてしまったり、G-DRIVEシリーズの別のモデルの情報ばかりが目立ってしまい、これに辿り着けなかった方も多かったのでは無いかと推測します。

G-DRIVE Mobile USBという、USB接続に特化したモデルはこれまでも国内販売されていましたが、そこにFirewire800を追加したのがこのモデル。自宅のMacと接続する時はFirewire800、その他のWindowsと接続する時はUSBと使い分けが出来ます。オリジナルはUSBモデルが白、Firewire800モデルが黒なのですが、日本ではFirewire800モデルをApple Store限定色と称しシルバーボディで売られています。

カタログで見ていた時はてっきりプラスチックボディだと思っていたのですが、実際に手に取ってみたらオールアルミ製でした。Mac Book Proとのカラーコーディネートもばっちりですね。写真よりも実物の方が高級感があります。Apple Storeの情報によれば 「Fire Wire 800 – 400ケーブルは付属しません」 と書かれていましたが、それもしっかり付属してきました。

今回はWindowsでの使用も前提としてNTFSでフォーマットしましたが、こんな機会にと、MAC標準のHFS+とWindows標準のNTFSフォーマットによる書き込み速度を計測したところ下記のような結果になりました。

=== 約25GB(5,500ファイル)を書き込み ===

・HFS+でフォーマットし、MAC OSから書き込み = 約7分半
・NTFSでフォーマットし、NTFS-3GとMacFUSE経由でMAC OSから書き込み = 約21分
・NTFSでフォーマットし、Windows 7から書き込み = 約16分

MacとHFS+の組み合わせが圧倒的な数値を出し、ますますNTFSを使いたくなくなってしまうような結果ですが、世間のWindowsユーザーの多さを考えるとポータブルストレージはNTFSにせざるを得ませんね。今回のディスク購入にあたり、最近徐々に流通し始めたSSDも視野に入れましたが、128GBを超えるようなモデルはまだまだお値段が高いです。1年後には現実的かも知れません。

ついに発表されました。でも驚くほどの事は無い

Posted on 2010/09/21

数日前のエントリーでSIGMA DP1xの発表について書いたばかりですが、フォトキナ本番前の情報公開だっただけに、それだけでは終わらない予感がしていました。やはりイベント初日の本日、発表されましたね、SIGMAさんの新しいイメージャー。

24×16mm APS-CサイズフルカラーX3ダイレクトイメージセンサー。これをFoveonシリーズと呼ぶのかは不明ですが、構造は現行のFoveonと全く同じですから、ローパスフィルターを使用しない超高解像度画像が保証されているわけでして、これまでのイメージャサイズ20.7×13.8mmよりも一回り大きくなり有効画素数46メガピクセル(4,800×3,200×3層)というスペックを誇ります。ここまで画素数を上げてしまうとせっかくのサイズ拡大があまり意味を成さなくなってしまうのでは無いかと心配にはなりますが...。Foveonの弱点である夜の長時間露光なども改善される事を期待したいです。

とにもかくにも、Foveonの底力を知る人にとってはこの新しいイメージャーの登場予告は嬉しいものですが、現段階では来年発売しますという告知に過ぎませんから、世の中にフルサイズイメージャーが登場して久しいことを考えると、来年ようやくAPS-Cサイズがカタチになるのでは少々遅い気もします。Foveonの解像力は現時点でフルサイズイメージャーに匹敵しますから、そういう意味ではもはや強引にフルサイズ化する事はレンズの肥大化につながりメリットが無いのかも知れませんが、ファンとしてはちょっと見てみたい...というのが正直なところです。

APS-Cサイズであればレンズ設計にも極端な無理は掛からないでしょうから、次なるDPシリーズはこの新しいイメージャーを積んでくるのかも知れませんね。