月別アーカイブ: 2017年8月

多分今だけの悩み

Posted on 2017/08/31

この写真何か変だと思いますよね? いえ、フィルムルックな感じは私の色作りの好みなのでここでは置いておくとして、建物から何から全てがピサの斜塔のように斜めっている。もっと言えばただ斜めなだけでなく弧を描くように曲がってしまっている。

そう、これがα7シリーズ最大のウィークポイントだと思っています。所謂「CMOS歪み」とか「ローリングシャッター現象」とか「コンニャク現象」と呼ばれるヤツですね。

勿論こうならないような撮り方も出来るのですが、α7RIIにおいては静止画撮影時「サイレントシャッター」機能を使用していたり、動画撮影をする場合にこの発生率が高くなります。動画撮影時はどうにも回避できませんが、静止画撮影時はサイレントシャッターではなくちゃんとメカシャッターで撮影すれば基本的には発生しません。だからサイレントシャッター機能はON/OFF出来るようになっているのです。

原因としては、CMOSセンサーは原理的にセンサーの左上から1ラインずつスキャンして撮像するため、動きの速いものを撮影すると画面の上からスキャンが始まり下の方までスキャンする頃には被写体が動いてしまっている為、画面内で斜めに写ってしまうという理屈。

上の写真の場合は私が歩きながら撮影している為、カメラが大きく左右に動いたのでしょうね。つまり流し撮りに似た状態でシャッターを切ってしまったので景色全体が斜めになっている...というわけ。

スナップ撮影は目の前の出来事を咄嗟に写しますから、いちいちサイレントシャッターのON/OFFとかしていられないのでこういう事が起きるんですよね。ちなみにα9ではサイレントシャッターでもこのような事はほぼ発生しないようです。あちらはセンサーのスキャンスピードがα7の20倍と言われていますから気にならないレベルなんでしょうね。あと原理的に高画素センサーのほうがより顕著に発生するでしょうから7RIIのソレが気になるのは当然なわけで...。多分この悩みはこの先2,3年くらいだけのもので、いずれ安価なカメラでもセンサー読み出し速度が向上し「そんな事もあったねぇ」なんて時代になるんでしょうね。

あと、どうでも良い事ですがαシリーズのボディ前面にあるロゴ、「SONY」や「7R」は良いとしても「α」って主張が強すぎますよね。「α」ロゴは取っ払ってそこに小さく「7R」とだけ」書かれていればだいぶすっきりすると思うのだけれど。そういうところがビジネス優先の日本人的センスというか、Leicaに追いつけないところですね。LeicaのMシリーズはロゴありモデルと無しモデルの2つが発売されますからね。

世の中には9ってのもあるけれど

Posted on 2017/08/30

購入して4ヶ月が経過したα7RII。それ以前にもしばらく知人のものをお借りしていたので実際はその2倍くらいの期間使っているわけですが、このカメラの安心感と来たらもう他には移れないくらいです。

勿論、スナップカメラとしてファッションの延長のようにスタイリッシュで、場の雰囲気を崩さず、相手に威圧感を与える事なく、出来る事ならフレンドリーに対話するくらいな感じで撮りたい...という観点で言うとLeicaには敵わないわけですが、デジタルな道具としての立ち位置はかなり良い所にいると思います。

安心感に繋がっている要素は高感度特性と手ブレ補正機構で、いずれも最終的にはノイズ耐性という点に落ち着きます。

世の中に ”感度に左右されない超低ノイズなセンサー” があったとしたら常に高感度で撮影出来るので手ブレ補正機構さえ不要になるわけですが、そんな夢のようなセンサーは存在しないので、現実的にはノイズが気にならない感度設定がどのあたりかを自分なりに探る事になります。私的にはこのカメラの場合WEB掲載目的ならISO3200までは何とか実用レベルで、それだけでも夕暮れや室内の撮影ではかなり楽です。

更にボディ内手ブレ補正が4段分くらい効いてくれているようなので、実はむやみにISOを上げてノイジーにするくらいなら、その分シャッター速度を落として撮影するという選択肢も有効で、先ほどのISO3200で撮るようなシーンなら4段分のシャッター速度を逆算するとISO200で撮影する事が出来S/N面ではかなり有利になります。それって24dBノイズが減るって事ですからね。

また、やむを得ず高感度で撮影しノイズが発生した場合でも、フルフレームサイズ高画素センサーのためきめ細かなノイズになりますからスマートフォンで撮った時のザラザラ感のような扱いにくさはありません。この点が私がα7S系ではなくRを選んだ理由だったりします。

実はこのカメラ、オートフォーカスも結構凄いのですが残念ながら私はEマウントの現代版レンズを一本も所有していないので、LM-EA7との組み合わせによるオールドニコンレンズの簡易AF動作ではその能力の1/10くらいしか活かせていないと思います。サードパーティ含めEマウントのAFレンズ欲しいんですけどね、値段が高いのとバカデカイのでなかなか踏み切れず...。

今日はこのカメラの良いところばかり取り上げましたが、明日はウィークポイントについても少し触れてみようかと。

対策を検討中

Posted on 2017/08/29

ここ最近は平日の仕事だけでなく休日の娯楽もインドアばかりなので、ガラスの外はきっと暑いのだろうけれど実感が湧きづらく季節感に乏しい日々を送っています。とは言え仕事帰りの駅からの徒歩はこの上なく不快な湿度で夏らしいとも言えるのですが。

そんな理由に関東は今年ならではの悪天候が重なって、めっきり体を動かさなくなった実感は時々計測する体重計の結果にはっきり表れており、歯止めの聞かない食生活と相まって何らかの対策を余儀なくされています。

こうなったら雨の降らない日は多少なりとも涼しくなる夜に出来るだけポタリングですかね。

現代に通用する美しさ

Posted on 2017/08/28

MINIがやめられない理由は街で見るこんなちょっとした景色の中にあります。どうですかこの存在感。いえ、決して目立つわけじゃないんですけど、現代車に挟まれる旧車の美しさ。MINIって車は実用性を考えると私が乗っているような最終モデルに近い年式のほうが何かと安心なのですが、見た目と所有欲という意味ではやはりこれくらいの時代の貫録が欲しいところ。

しかもこの写真のような長物MINIはリアハッチが観音開きだったりしてこれが最高にカッコイイのです。クラシックMINIの後ろ姿はこれが一番好きですね。頑張れば後部座席で車中泊とか出来るんでしょうかね。乗ってみたいなぁ。

フルフレームセンサーにうってつけの日

Posted on 2017/08/27

スーパーで売っていた桜餅が美味しそうだったからと言ってPhotoshopでグリグリとピンク色にペイントしたわけではなく、近所の公園に綺麗なピンク色の花が咲いていたのでそこで写真を撮ってみました。

金属を撮るなら曇天!と私なりのルールがあって、その理由はピーカンのハイコントラストな金属を表現しようにも、カメラのセンサーは勿論、パソコンモニターではその明るさが表現できないからで、動画業界のHDR(写真のHDRとは別規格)対応モニターであればそれなりのポテンシャルがありますが、一般的なパソコン用ディスプレイは輝度に対してその1/10ほどの表示能力しかないため、ブログでそこに踏み込んでも見てくれる人には伝わらないので、それであれば曇天の金属質感のほうが再現性が高いなと。光の反射もソフトなので美しく見えますしね。

そんなわけで最近α7RIIと組み合わせることの多いNikonの105mmF2.5を持って近所の公園まで散歩に出かけたのでした。

中望遠なのでF2.5でもそれなりにボケますし、昔のマニュアルレンズにしては芯はシャープに出るのでオールドレンズのようでオールドレンズじゃないみたいな写り方をします。ボケは少し癖があって最新レンズと比較してしまうとアレですが、上の写真みたいにシンプルな前景と背景を選びさえすればそこそこファンタジックな写真が撮れます。フルフレームセンサーの得意なシーンですね。これはF2.8で撮っていますけど、F5.6くらいまで絞ってもブレーキワイヤーのエッジみたいにハイコントラストな部分には色収差が結構出るので後処理による微調整は必須です。

帰宅してからこの花について調べたところどうやら ”サルスベリ” というようです。あまり香りはしなかったような。のんびりしていたら3ヶ所も蚊に刺されました。

命と引き換えに伝えたかったもの

Posted on 2017/08/26

新聞等の印刷報道、文学、作曲に与えられる米国で最も権威ある賞、中でも報道部門は雲の上の存在として写真ファンなら誰もが知る特別な響き。ピュリッツァー賞。

そんなピュリッツァー賞受賞作をこの目で見るのは生まれて初めてのこと。日本人2人目となる受賞者 ”沢田教一” 展に足を運びました。

沢田教一さんは私が生まれるずっと前に既に亡くなっている写真家さん。1955年頃から写真を始め、地元青森の風景をカラー写真で残していることにも驚きますが、その後ベトナム戦争で米軍に同行取材。当時はまだ写真技法など確立されていなかった頃だと思いますが、沢田さんの写真はそういった技法をよく理解しているかのように仕上がっていて、今で言うところの写真雑誌でも読んでいるかのように絵作りが丁寧であるのが印象的。

でも、やはり作品の本質は写真の仕上がりではなく ”何を訴えたかったか”。それは順路に沿って10枚も目を通せば明確となり、それ以降はもはや息を飲むような作品に圧倒され、やがてピュリッツァー賞だけでなくロバートキャパ賞や世界報道写真コンテスト大賞を受賞したいくつかの写真が現れれば言葉を失います。

それは悲惨な現実を目の当たりにして...という意味だけでなく、激しい戦闘の最中でも沢田さんは最前線で戦う兵士の姿以外に、その裏にあった市民の心の声に寄り添いそれを形にすることで、写真という限られた表現手法ながらその時代背景や市民の想いといった目には見えないものを想像させ、そして戦場の恐怖と平和を見つめることの大切さをストレートに表現していたのでした。

実際、ピュリッツァー賞を受賞しているのも戦闘の様子ではなく、一般市民である2人の母親が子供を連れ深い川を渡る姿を捉えた作品ですし、その他の受賞作品を見ても 確かに受賞にふさわしい内容、いずれも恐怖だけでなくどこか人間味ある優しさとの対比で構成されているため、時代を超えて見た者の感情は自ずと当時の現実を連想するような作品。

なるほどと思いましたね。私的には近年稀に見る刺激的な写真展でした。単に芸術的な写真展なら他に沢山ありますが、写真というものが言語の代わりに60年も先の未来の人に伝える手段として使われ、それを受け取った ”戦争を知らない我々” に衝撃を与えた...。本物を見たことがない人がさも本物を見たかのように。

沢田さんはその数年後、カンボジアで襲撃を受け34歳という若さで命を落としています。

私は子供の頃に写真を始めてから今年で30年余り。しかし少なくともそんなふうに未来の人に何かを伝えられるような写真は1枚も撮れていません。当時より高性能な機材を持ち、情報に溢れ、命の危険なく好きなものが撮れる時代に生きているのに...。腕じゃなく、機材でもない、圧倒的に違うのは ”命を掛けてでも伝えたいものがある” という気持ちなんだなと。命と引き換えとは言わないまでも、今、人に伝えたいものって何だろう...そんなことを考えるきっかけになりました。

こうして1年はあっという間に過ぎていく

Posted on 2017/08/25

夏休み最後の週末がやってきますね。社会人になると夏休みとっ言ってもせいぜい数日で、学生の頃のように1ヶ月もありませんから、子供が夏休み中の週末というのは少し特別な存在になるのです。そう、今週末も混んでるな!と。

ただ明日も東京は生憎の天気のようですからアウトドアな夏休みはもうほぼ全滅みたいな年でしたね。海にも山にも行っていない夏なんて私としては歴史に残る異常事態。何処へ行っても混んでいると分かっていても、皆が楽しそうに満喫している夏の中に自分もいたいと思う気持ちが何処かにあるんですよね。

ただ最近は平日の仕事だけで頭がいっぱいで週末の予定を立てる余裕がなく、息を止めて泳いでやっと息継ぎで顔を出したのが週末みたいな感じですから、突然出来た休みを上手く使えていないのも事実です。もっと気持ち的に余裕を持って毎日を送りたいものですね。

都会のこれが苦手

Posted on 2017/08/24

東京にはまた夏がぶり返してきました。といっても今日は半日神奈川県の厚木にいたわけですが、海に近いせいか東京より更にムシムシした感じでした。その中を片道1km以上も歩きましたからもうたまりません...。

とは言え、暑いから1枚脱ごう...とか、うちわで煽ぎながら歩けるなんてのは幸せなほうで、仕事上厚着から逃れられない人もいるかと思うと頭が下がります。業種によっては夏でも長袖という人だっていますよね。体を守る為だったりしますからクールビズは無いのですね。

健康の為真冬でも半袖!短パン!みたいな人も中にはいてそれは半ばやせ我慢的な要素がありそうですが、夏の長袖長ズボンはちょっと状況が違いますよね。暑いのと寒いのどっちが得意か!みたいな論議に意味はありませんが、どちらか選べと言われれば長野の寒冷地仕様の私にはやはり夏は堪えます。

明日は我が身、日頃の心がけが大事

Posted on 2017/08/23

大阪で大規模な停電があった事をWEBニュースで知りました。かなりの広範囲で長時間に渡ったようですから、季節を考えると暑くて大変だったでしょうね。病院などの施設を考えれば ”大変だった” の一言では済まされませんが、そうでなくても電車の中やエレベーターに閉じこめられた人も体調が悪くなるくらいのハードな状況だっただろうと想像します。

それでも電車の場合は緊急時手動でドアが開けられそうですがエレベーターはどうにもなりませんよね。それでいてエアコンが切れて酸素も薄くなっていくのでしょうから。

そこまでの緊急事態でなくても普段から私は電車に乗る前にはせめてトイレに行っておくよう心がけています。ギリギリな感じで乗ってしまってもし何らかの原因で電車が停まってしまったら、困るよな?と。

光の大切さを知る

Posted on 2017/08/22

自宅で水草やサボテン、エアプランツを育てていますから、植物にとって光がどれだけ重要なものかはそれなりに理解しているつもり。昨日今日は久しぶりに日差しが行き届いて、観葉植物もここぞとばかりに成長している気がします。

サボテンやエアプランツは自然光で育てていますから特別な事がない限り地味に成長を続けていくわけですが、水草は100%人工光、一昔前なら蛍光灯やメタハラ、近年ではLED照明で成長を促します。

我が家では水槽らしい水槽を使用せずあえてお手軽なプラントグラスを使用しており、ライトもアクアリウム用ではなくビデオ撮影用のもの。色温度が調整できるためやや暖色の4300kに設定しています。色温度調整機能付きLEDライトの多くは、白色LEDとアンバー系LEDの発光割合で可変させる為、4300k程度に設定する事で上手い具合に暖色と寒色のミックス光となり、植物に必要な多くの波長をより広くカバー出来るだろうとの思いがあります。

水草は環境に適合しないものは枯れたり溶けたりして強いものだけが生き残る運命。プラントグラスをリセットして約1ヶ月が経過した現在その傾向ははっきりと出てきましたから、もう少し成長したら写真をアップしようと思います。

本日の写真は窓際の特等席を陣取って伸び伸びと育つ観葉植物。